芒種 2022

今日から芒種になります。 「芒(のぎ)」とは、コメやムギなどの小穂の先端にある棘状の突起物のことです。
秋に実を付けるイネ科の穀物の種を蒔く時期が、芒種の頃なのです。

気鬱になりそうなことが多い昨今ですが、作物はそんなことも気にせず、実をつけるため、日々成長を続けています。

今日は、沖縄につづき関東甲信地方が九州地方より早く梅雨入りしました。
例年より8日早いそうです。その他の地方は、来週以降になるとのこと。
梅雨に雨が多すぎても、少なすぎても、作物にはそれなりの影響を及ぼします。
降水量が多いと、土が流れたり、粘土状になったりして、植物の根がうまく根付かないうえ、雑草が増えて成長を妨げ、またカビなどの病気にかかりやすくなるそうです。
農家のみなさんにとっては、気の抜けない期間なのです。

自然現象は、私たちの力が及ぶところではなく、どうにかできるものでもありませんが、どうか大きな被害などなく、作物が無事に実をつけることを願います。

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