秋分 2022

春分のブログを書いてから、なんと半年があっという間に過ぎてしまいました。

先週の金曜日、9月23日は1年に2回ある、昼と夜の長さが同じになる、秋分でした。
これから冬至に向かって、夜の長さが徐々に長くなっていき、「秋の夜長」という言葉が、ロマンチックに感じられる季節になりました。

子供だった頃は、深夜営業しているお店など、ほとんどありませんでしたので、長い夜を肌で実感することができました。今とは違い、その頃は、お店も人も適度な時間に眠りについていたのです。

秋はまた、月見の季節でもあります。
秋の月は他の季節とは違い少々趣があり、竹取物語のかぐや姫のようなセンチメンタルな気分にさせてくれます。夜が長かった頃は、部屋に差し込む優しい光を浴びながら、首が痛くなるまで窓から月を眺めていました。残念ながら、いまは夜でも外が明るいため、夜の闇に差し込む月光を見ることはできません。

古の時代には、貴族たちが池に舟を浮かべたり、月見台などから優雅に月を愛でたりしてていたそうです。いまとは違う時間の流れの中で、生活していたのですね。羨ましいです。

2022年、秋の夜長をどう過ごされますか?