2015年からはじまった完全介護は、2022年で丸7年になります。
在宅での完全介護を始めるにあたって、病院のソーシャルワーカーから、母の日程作成の指示を受けて作ったスケジュール表は、ほぼ変わらずに現在まで続いています。

当初は、食事、歯磨き、就寝などは時間を決めて表に記入していましたが、状況によってスケジュールが変わるため、柔軟に対応できるように、今の形に変わりました。

現在使用している日程表(Excelで作成)

この表のポイントは、体位変換の向きおよび回数、排泄の有無などに加え、作業を行った時間と作業完了の有無などが確認できることです。

カラーマグネットを使って、薬の服用、体位変換方向(左右ならびに座位)、排泄の内容(便・尿)などが、一目で確認できるようにしています。

褥瘡予防のためにも、長時間同じ向きにしないよう、体位変換には気をつけています。
我が家では、体位変換時に、オムツ替えも行うため、次の体位を覚えていても、たまに間違えそうになる時があるので、記憶に頼らず、可視化することで、ミスを防ぎ、介護におけるストレスを軽減するようにしています。
また、複数人で介護をする場合は、連絡し忘れなどもあるので、やはり可視化は必要です。

日程表は、記録用ではなく確認用ですので、1日が終わればリセットします。
ただし、排泄については、1日に何回排泄があったか、回数をノートに記録しています。
尿や便の有無は、体調を知るうえでも重要ですので。

現在使用している日程表(ボードはかなり年季が入っていますね)

日程表に使用しているホワイトボードやカラーマグネットは、100円ショップで購入でき、費用はそれほど掛かりません。我が家では、このような日程表になっていますが、各家庭で使いやすい形にアレンジすればよいかと思います。イラストを入れたり、シールを貼ったりして、楽しい日程表を作ってもいいですね。
介護をする人のストレスが少しでも軽減できれば、笑顔も増え、介護を受ける方にとってもよいこと間違いなしです。

更新:2022年5月7日