2022年8月18日

2019年の秋頃から、深夜になると突然咳が出て、止まらなくなり、睡眠もままならない状態が続きました。
日中は、それほど咳込むことはなかったのですが、動くことが非常に辛く、少し歩いては休むことを繰り返しながら、毎日通勤していました。そのうち歩くことが困難になり、もうこれ以上は無理だと思い、病院へ行きました。

診断は、咳ぜんそく。
咳止めの薬と気管支拡張剤を処方してもらいました。
就寝中の咳はだいぶ治まりましたが、深夜になると冷え込むため、咳込むことがしばしばある上に、脚の冷えも改善されないままでした。

原因は、体の冷えからくるものだとわかっていたのですが、これといった解決の決定打がないため、どうしたものかと思い悩んでいたところ、あるテレビ番組から、その糸口を掴むことができました。「窮すれば通ず」ですね。
藁をも掴む思いで、その番組で紹介された方法✳︎1を試してみましたら、ウソのように、その日から咳込まなくなりました。体が芯から冷えていたようです。
私の場合は、膝から下の冷えが酷く、そのため血流が滞り、ある種の酸欠状態になり、体を動かすと息苦しくなって、小さな呼吸困難が起きていたのです。原因は明白でしたので、あとは体調改善をするだけです!

まず、【食】の改善。
冷たい飲み物を控えて、シーズンを問わず、暖かい飲み物に切り替えましたまた、以前バネ指の時に飲んでいた漢方茶を飲み始め、食事も体を温める食材✳︎2を積極的に摂るようにしました。 

常飲している漢方茶です。

次に、【衣】の改善です。
カイロを使用したりしましたが、あまり効果が、なかったので、脚の冷えを防ぐために、冬は、厚手の裏起毛タイツ・ハイソックス・レッグウォーマーの3点セット。春と秋は、ハイソックス・クルーソックス・レッグウォーマー。夏は、ハイソックス・クルーソックス、と少し軽めで。

冷え対策のシーズンローテーション


職場では、オールシーズン膝掛けを使用し、とにかく脚(膝下)を冷やさないように努めました。
また、脚を温めるために、5分x2回ほど湯船に浸かる入浴の習慣も続けました。

そのおかげで、体の冷えがだいぶ改善され、3年経ったいまでは、よほどのことがない限り咳き込むことはなく、冷えると必ず起きていた鼻詰まりも解消しました。(鼻腔が詰まり、鼻呼吸が出来ない状態でした)
ただし脚の冷えは、真夏であっても多少感じられ、急激な温度差が生じると、少し息苦しくなりますが、とりあえず支障なく普通に生活ができています。

冷えは万病のもと、言います。
冷えにより、血流が滞ると、体に支障が出てきます。その症状はさまざまかもしれません。
最初は小さなものですが、放っておくと、大変なことなる場合もありますから、注意が必要です。
健康でいるためには、日々の養生が大切です。

*1:番組の内容は、体の各部位の筋肉についてのお話でした。その中で「ふくらはぎ」の筋肉(腓腹筋)は体の冷えと関係がある筋肉で、ふくらはぎを温めると血流がよくなり、下半身の冷えが改善されるということでした。
*2:漢方の五性「温」の性質をもつ、ねぎ/ニラ/生姜や「熱」の性質をもつ、にんにくなど。