更新:2022年5月30日

爽やかな初夏も終わりに近づき、季節はいよいよ梅雨に入ろうとしています。
最近は、タマネギの不作で、値段が凄いことになっていますが、自然が相手では致し方ありません。
自然と対峙して、安定した収穫量を上げるのは、並大抵のことではありませんから、ここは我慢の時期なのでしょう。忘れてしまいがちですが、私たちの食卓に食べ物があがるまで、実に多くの人の手を通ってきている事を、たまには思い出して、山海の恵みを有り難く頂きましょう。

おいしい漢方 夏の章のはじまりです。

おいしい漢方 アスパラガスの巻

グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガス。
よく目にするのはグリーンタイプですが、最近では、ホワイトアスパラガスを置いている店舗も見かけられるようになりました。(ホワイトアスパラガスは、缶詰のイメージが強いです。)
アスパラガス=北海道のイメージですが、実は、九州地方でも生産されおり、北海道につぎ、佐賀、熊本が生産量トップ3になっています。(2020年度)

漢方では、アスパラガスは余分な熱を取り除き、体を潤す効能がある涼性の野菜に属しています。
これから気温が高くなり、体に熱がこもりやすくなりますので、清熱効果があるアスパラガスで、カラダの余分な熱をクールダウンしてあげましょう。また、穂先には疲労回復効果があるアスパラギン酸が豊富に含まれていますので、夏のシーズンには積極的に摂りたいものです。

アスパラガスを美味しく頂くレシピとして、ベーコン巻きなどが、ネット上で紹介されていますが、我が家では、フライパンで乾煎りし、焼きアスパラガスにしてみました。茹でたものより、歯ごたえがあり美味しいです。
まずは、何も付けずに1本、そのままの味で頂きます。次に自家製タルタルソースでもう1本。あとは、お好みで、いろいろな食べ方に挑戦してみるのも楽しいですね。