供茶
先日、高校時代の友人が急逝したとの連絡をご家族から頂いた。
卒業後、彼女と会ったのは数えるほどで、年賀状のやり取りをしているだけの付き合いになっていましたが、濃密な青春時代を共に過ごしたためか、会わずとも、身近な感覚はありました。
届いた知らせからは、彼女の最期を知る術もありませんが、突然、自分が向こうへ行ってしまうのは、どんな心持ちだったのでしょう。
2016年、樹木希林さんの写真で話題になった宝島社の企業広告がありました。
キャッチコピーの「死ぬときぐらい 好きにさせてよ」は、人生ままならないことが多いなかで、「最期くらいは、思い通りにさせて!」、そんなところでしょうか。
彼女は、自分の思うように逝くことが、できたのかしら?
私が向こうへ行ったときに、聞いてみようと思います。
早逝した友を偲んで、今日は供茶を致します。