夏至 2022

6月21日は、1年の中で昼の時間(日照)が最も長い日、夏至でした。
立夏(5月5日)から始まった夏の季節は、本日ピークを迎え、これから徐々に秋に移行して行きます。

突然ですが、夏至のお祭りがあるのを知っていますか?
テレビのニュースでは、あまり取り上げられていませんが、日本では、三重県伊勢市の二見浦で毎年夏至祭り✳︎1が行われています。同様に、海外にもさまざまな夏至祭り✳︎2があり、所変わればで、地域によって内容が少々異なるようです。基本的には、キリスト教に由来するお祭り(聖ヨハネの日)ですが、夏至そのものを祝うというより、夏至の頃に行われる祭りと言った方が正確かもしれません。

世界中のさまざまな夏至祭り。(北半球のみ、南半球は、冬至祭りになります。)
既に海外では、コロナ禍から解放され、自由な生活に戻りつつある国々があります。
今年は、きっとにぎやかで楽しい夏至祭りが行われたのではないでしょうか。
日本も安心して心から楽しめるお祭りが、一日も早くできるようになるといいですね。

✳︎1: 伊勢神宮に参拝する前に禊をする場所と知られている二見興玉(ふたみおきたま)神社にて、毎年行われる「夏至祭」は、前日からの関連行事と当日の早朝3時半からの祭典を経て、日の出の時刻に「夫婦岩」の間から昇る朝日を「日の大神」として拝み、禊(海に入り身を清める)ことで完結します。(夫婦岩の間から昇る朝日が見られるのは、夏至を含む5月~7月の時期だけ)

✳︎2:海外では、夏至の頃に行われるお祭りが、結構あります。古くからその土地で行われていた祭りにキリスト教の祭日(聖ヨハネの日)が加わり、現在では、独自のお祭りに変わっているところもあります。
よく知られている国を挙げてみました。(国名の後にあるのは、夏至祭りの呼称です)
・北欧(スウェーデン:ミッドソンマル、フィンランド:ユハンヌス、ノルウェー:サンクトハンス、デンマーク:サンクトハンスアフテン、リトアニア:ヨニネス、ラトビア:ヤーニュ)
・東欧(ロシア:イワン・クパーラ、ウクライナ:イワン・クパーラ、ベラルーシ:イワン・クパーラ、ポーランド:ノツ・クパウィ)
・西欧(イギリス:ストーンヘンジの夏至祭、フランス:フェット・ド・ラ・ミュジーク/聖ジャンの火、ドイツ:ゾンヴェントファイア)

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