啓蟄

季節は春になりましたが、2022年はなかなか暖かくなってくれないようです。
24節気の暦では、3月5日から啓蟄(けいちつ)に入りました。
土の中で春を待ち望んでいた生き物たちが、目覚め、活動を始める頃です。

以前住んでいた所では、土壌が豊かだったのか、春先にモグラの盛り土(もぐら塚)がよく見かけられました。地面にできる小さな土の山は、モグラが穴を掘った痕跡です。
実物にお目にかかったことはなかったのですが、盛り上がった地面から顔をひょこっと出しそうな感じがして、なぜだかワクワクしてました。

モグラは土を掻き回すので、ミミズ同様に土壌改善の一役を担っているのかと思っていましたら、実は、害獣なのだそうです。
肉食(ミミズや昆虫を食べる)なので田んぼや畑の作物を食べることはないそうですが、彼らの掘った穴道をネズミが使用して、果樹に被害を与える事があるそうです。
また、彼らがトンネルを掘り進める際に、作物の根などを痛めることがあるので、一般的には害獣とされています。

しかし、害獣とされる反面、モグラがいるところには、ミミズがたくさんいることや、モグラのトンネルが出来ることで、土壌の通気性がよくなるど、益獣とみなしている人たちもいます。

モグラは、モグラらしく生きているだけなのに、見方によって、害獣だったり、益獣だったり、勝手に決めつけられて、たまったものじゃないでしょうに。